全国の阿波踊り関係者とファンをつなぐ交流イベントを開きたいと、フォーラム「阿波踊りサミット」を企画しました。2006年9月10日にキャピトル東急ホテル(東京都千代田区)で「阿波踊りサミット2006」を開催。第1部はシンポジウムで、徳島大学の中村久子教授(舞踊学)が「阿波踊りの不思議」と題して基調講演を行い、続いて徳島出身の俳人・大高翔さんら4名が登壇し「原点回帰」をテーマにパネルディスカッションを行いました。第2部は懇親会で、参加した皆さんは阿波の食を楽しみつつ親交を深めました。高円寺、南越谷、神奈川大和の関東三大大会の代表者が一同に集まるなど、有意義な一日となりました。参加人数は175名。翌年10月28日にはホテルクレメント徳島(徳島市)で「阿波踊りサミット2007」を開催。第1部は「阿波踊り大会レポート」と題して、徳島、高円寺、南越谷の3つの大会の様子が主催者より報告されました。第2部は大東文化大学の中野紀和准教授(社会学)ら関係者6名が登壇し「未来を育てる阿波踊り」をテーマにパネルディスカッションを行いました。また、同志社大学と立命館大学によるモーションキャプチャの共同研究をパネルで紹介したり、笛師・蘭情氏による横笛のワークショップを開くなど、アカデミックな催しを積極的に行いました。参加人数は250名。
2009年8月12日から5日間、阿波銀プラザ(徳島市)で阿波踊り写真展「阿波の煌めき」を開催しました。写真家・上野照文さん(日本写真家協会会員)が徳島をはじめ全国各地の阿波踊り大会で撮影した作品から選りすぐりの101点を出展。徳島市阿波おどりの開催と重なり、3,200名の来場者で賑わいました。